ビダイくんがゆくッ!

美大なんかに行くようなピーターパン症候群の社会不適合男子、通称「ビダイくん」の生態系を実体験を元に書いてゆくブログです。

■ 美大に入るまで③ ~浪人時代、チック症になった話~

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↑浪人時代の絵。確かりんごを渡されて、「これを元に自由描画しなさい」と言われたときにこんな絵を描いたような。りんごどこいった…?

 

こんにちは、ヤナーリです。

 

今回も前回よりの話の続きです。さて高三のとき美大受験もするにはしましたが、まぁ見事に全部落ちて、浪人することが確定しました。

 

高校はついに誰とも友達にならず…いやそれ所か、大半のクラスメイトの名前すらロクに覚えないまま、卒業しました。

 

学校から出る際、ふっ…ともう二度と足を踏み入れることのない校舎を見渡したら、なんだか言いようにない、「もっとちゃんとしておけば良かった…」という切ない思いで胸が一杯になりました。

 

卒業アルバムは試しに中身をピラッと開いたら、いきなりクラスの中で一番きらいなラグビー部のやつがニヤッと笑っている写真が目に飛び込んできて、ゲロが出そうになりました。


アルバムは家に帰るなり速攻ゴミ箱に突っ込んでやりましたね。ざまーみろッ!(…

 


 

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 高校時代は悲惨そのものでしたが、浪人時代は更にそれを上回る酷さでした。

 

休み時間など、ずっと一人で壁に向かってデスメタルとかMDで聞いてました。

 

当然、絵の方も上手くはいってません。デッサンの順位発表があると、大体決まってビリっけつ付近。家に帰ると親には、「こんな暗い表情したやつが家にいるのがガマンならない」という理由で、よく金切り声をあげられたりしていました。

 

…そんな生活を送ってる中、自分の中である「異変」が起きました。それは電車ん中でラヴクラフト全集でも読もうとした時です。

 

あれ、、、全然本が読めない?!?

 

これにはびっくりしました。 

本当に本が読めなくなってしまったのです。

 

これはうまく説明しづらいのですが、「不安」で頭が一杯になって、何度も何度も同じ行の文章を読み返さないと気が済まず、一向に先を読むことができなくなってしまって。。。まぁ典型的な強迫神経症状ですね。

 

またそれと同時期に軽い「チック」が出て、無意識の内に突然ウォッ!とかヒャアぁッとか声が出るようになりました。

 

予備校でも授業中に突然ゥワオッっとか声が出て、皆にギョッとびっくりして見られた途端、「しまった!」となるんだけど…これはもう我慢できないというか、自然発作みたいなものなんです。

(他にも、人と喋ってるときに財布からカードを延々抜き差ししてないと気持ちが落ち着かないみたいな現象もありました)

 

まぁそんなこんなもあって、ますます自分は予備校内で孤立していきました。

 

またある石膏デッサンの時、ついには授業中に過呼吸症状が出て、医務室に運ばれたりしたこともありました。

 

もう予備校にいるのが嫌すぎて、でももう外に出てサボる気力すらなかった自分は、予備校内の薄暗いトイレに8時間くらいずっと籠っていたこともありました。

 

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スマホなんて便利な道具、当時はなかったのでただひたすらトイレの中で地面を見るか…天井を見るかをして過ごしていました。今までの人生の中で、一番長く感じた8時間だったかもしれません。

 

もう完全に頭がおかしくなっていました(今もおかしいけど)

 


 

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で結論から言えば、一浪したら大学に受かりました。
良かったと思います、本当。

 

(ただ当時、在籍していた日本画科ではもう講師にもサジを投げられ、「もうおまえ日本画では絶望的だから他行け」と言われて、そのままよその科に行きました)

 

ただ本が読めない症候群やチックはあれから大分おさまったとはいえ、実は今でも若干引きずっています。完治しないんです、あの時以来から。

 

…今回はなんか暗い話になってしまったので、次からは楽しい話をするようにします。次回は大学に入るなり、いきなり同級生が見てる前で暴れて金属バットを振り回した話でもしたいと思います。

 

今回もお読み頂き、ありがとうございました。