アスペ美大くん日誌

色々なものを持ってる美大卒のだめにんげん遺言状ブログ

■ 美大に入るまで② ~高校時代、家で動ナビばっか見ていた時の話~

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↑高校生時代、とあるお絵描き掲示板に投稿した絵。

一体当時の自分は何を考えていたのだろうか…。

 

こんにちは、ヤナーリです。

 

前回の話の続きで、今回は自分の高校時代のことを話したいと思います。

 

さて自分の通ってた学校は中高一貫だったので、そのままのノリで同高校へと進学しました。暴力的なイジメはひとまずおさまったもの、トラウマを抱えた自分は誰とも打ち解け合うことができず、高校時代は孤立していました。

 

また夜中までお絵描きやゲーム、本や映画を見ていたこともあって、学校ではいつもクラスの隅っこで寝ていました。あと何故かメタルTシャツを常用していましたあいたたたたたたたたがhpgsdpがfj(メタル好きなんだよねぇ

 


 

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高校ではクラスにいるのが余りに嫌だったので、よく授業をさぼっては近所の神社をウロつきまわって鳩に話しかける日が続いていました。


そんな毎日が続く中、ある「焦り」のようなものが、自らの胸の内からこみ上げてきました。

 

「このままではまずい。なんか生きがいを持たないと…」

 

「でも勉強もスポーツもまるで興味ないし…でも絵とか漫画は好きだよなあ」

 

「それにクラスでオラついてるジョックス(いわゆる団体競技部所属のチャラ男とかオラオラ系の人)なんかにコケにされたくない。おれはもっとすごいやつなんだ…」

 

「おれがもっとすごいやつだということを皆に証明するためにはどうしたらいいだろう…そうだ美大だ。おれはあーてぃすとになるんだ!!

 

そんなビダイくん特有の超絶ルサンチマン全開な衝動で、美大なんかを目指すことにいたしました。…そんな理由?!ええそんな理由です( ´3`)ムチュッ

 


 

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そうしてまず自分は美術の塾に通うことを始めました。そして初めて石膏デッサンなどして分かったこと。

 

自分、超絶絵が下手。

 

いや、本当にこれがものすっごい下手糞なんです。びっくりするくらい。

 

「な、なんかの間違いだろ…」

 

頭から血の気が引いていく感覚を覚えつつ、また再度デッサンにチャレンジしてみましたが、間違いではありませんでした。本当に、もう何度やってもちゃんと描くことができなくて…。それに比べ、他の塾生のデッサンのもう上手いこと上手いこと…

 

で結局は1,2週間経たずとして、もう塾に行くのが嫌になってしまいました。今度は塾もサボって抜け出しがちになり、付近の街を徘徊しては、シーチキンおにぎりなどを薄暗い雑居ビルの中で食べる毎日が続きました。

 

また人間関係を構築するのが極度に苦手だった自分は、塾内でも誰とも打ち解け合うことができず、ついにはそこでも寝たふりをして過ごす始末でした。

 


 

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そんな毎日を送る中、自分は自我を保つため…というよりただのひまつぶしで、己の中に「もう一人の自分」を作って、ひたすら自分自身と会話をすることにしていました。

 

「学校糞つまんねぇなあ」

「うんダイナマイトで校舎ごと爆破してやりたいよね」

 

「塾もつらいしなあ」

「石膏なんて見たくもないよね正直…」

 

「あ、昨日見たあの映画、面白かったよねぇ」

「いやでもあの映画はあのラストがちょっとさあ」

 

「そう言えば今日のずりねたはなんにしよう」

「また動画ファ〇ルナ〇ゲーターでも使えばいいんじゃないかなあ」

 

そんな話を、延々自分自身としていました。

 

ひたすら毎日鬱屈していて、こんな期間が丸三年も続きました。メタルと、ゲームと映画と、動ナビだけが心の拠り所でした。おしまい

 

今回もお読みいただき、ありがとうございました。