■ 死骸愛好家N君の話
※ 注意 ※
今回ちょっと話の内容が汚いです。
食事中の方や「動物の死骸」という単語に苦手意識を感じる方はご注意お願いします。
こんにちは、ヤナーリです。
前回、色々と小難しい話をしましたが、とりあえずもう『話したいことを話す』というスタンスで今後はやっていきたいと思います。
なので美大時代のことを話していたと思ったら、唐突にまた今の心境をくどくど言い出したり、かと思ったら昔の幼少時代の話をしたりと、まぁまとまりのないブログになるかもしれませんが、、、ご了承くださいまし。
さて、今回は再び美大生時代の話に戻ります。
これは私がT美術大学にて2年生へと進学した時の話です。
当時、新しく入ってきた新入生にN君というビダイくんがいました。
なぜNかと言うと、見た目容姿が映画ナチュラルボーンキラーズの主役にそっくりだったからです(スキンヘッドに丸眼鏡。あと人の一人や二人xしてそうな雰囲気を醸し出していたから)
でこいつも又その見た目以上にえらいクセの強いやつで、普段は温厚で物静かな男の子だったのですが…
例えば彼がヘッドホンをつけて集中して絵を描いてる時、同級生の女の子が用あって話しかけたりでもするようなものなら、「ふっざけんじゃねぇっ!!」と突如つけているヘッドホンをその女の子にブン投げてブチ切れたりするような癇癪癖のあるやつでした。癇癪癖のあるやつ多すぎでしょこの大学…
そんな歩く爆弾魔みたいなN君でしたがある日、彼が唐突にビニール袋にイタチ(タヌキだったかも?ここらへん記憶あいまい)の死骸を入れて学校へとやって参りました。
…どうしたのそれ?
おっかなびっくりした同級生がN君に尋ねたとこ、「通学中、道路で死んでいた動物がいて可哀想だったから、袋に入れて持ってきた」とのことでした。
…どこから何を突っ込めばいいのやら最早わかりませんが、また下手なことを言ってN君を逆上させるのもなんなので(当時の後輩のみなさんの心中お察しします…)、とりあえず皆彼のことは放っておくことにしたらしいです。
そしたらN君、その動物の死骸を入れた袋を作業室の自分の机の上に置き、そこに放置し出しました。
もちろん温かい季節だったことも手伝い、日にちが経つにつれて死臭の方も出てきます。
私はこれ人づてに聞いた話なのですが、もう最終的には後輩たちの作業室が地獄の底にあるカマドをひっくり返したとでも言わんばかりの強烈な死臭で充満していたとのことでした。
ある夜、助手さんが工房のドアを閉めにやってきた時、「うわっ臭ッ!!」と声を張り上げて絶叫しました。
N君の隣の席にいた女の子はもうパニック状態になり、ギャンギャンにヒステリーを起して大変だったみたいです。
結局、そのイタチだかタヌキは学校の裏山に埋めることになりました。
作業室に染み付いた動物の死臭はしばらく取れることがなかったと言います。
「可哀想だったらから」と言ったもの、何故N君がわざわざ動物の死骸を袋に入れて学校に持ってきたのか、何故こんなことになるまで教室内でそれを放置したのか、今となっては全てが謎のままです。
「おれも含めて美大ってほんとおかしなやつばっかだなあ。ってゆうかその実、ほんと一歩違ったらマジでちょっと危ねぇやつばっかかもしれねぇな…」とつくづく思った瞬間でした。おしまい。
※ 余談ですが当時、私もやたら自販機の紙カップのコーヒーを飲む癖があって、「あ、これ貯めたら面白いかも」とナゼか思いったって、コーヒー色で染まったカップを机の上に貯めて置いてた時期がありました。
20個くらいカップを積み重ねた時点で、クラスの女の子に「きたねーよバカ!!」と怒られて泣く泣く捨てることになりました。これくしょんのつもりだったのにい