アスペ美大くん日誌

色々なものを持ってる美大卒のだめにんげん遺言状ブログ

■ コンサータというお薬の話

 

f:id:bidaikun:20180128165333p:plain

 

※ 今回、記したことはあくまで私個人の服用記録です。

精神薬の類は人によって効き目がかなり異なりますので、ご注意下さい。

 

※ 3月11日追記:副作用の方があまりに強く出るので一旦この薬を服用するのを中断しました。これもあくまで「自分には合わなかっただけ」の話だと思って下さい。

 

こんにちは、ヤナーリです。

今回はつい最近、私が服用しているコンサータと呼ばれるお薬の話をしたいと思います。

 

…え、美大卒業後の話はどうした?

すみません、ブログという名の個人的なメモ帳です(^д^)

(それは次回にでも…ごめんなさいでした)

 

さて話は戻し、まずコンサータとは何ぞや?の話からしたいと思います。

 

これは私のような発達に障害を持っているお人に処方される薬です。代表的なもので他に「ストラテラ」と言うお薬もあります。 

これらには発達障害特有の症状を改善する(多動性や不注意、注意欠陥等々)効果があると言われています。

 

コンサータストラテラの主な違いですが…

化学構造式の話になるともうわけわかめなので、そこは他のサイトを参照してください。笑

※ 下の方に詳細を記した別記事のリンクも貼りました。

 

簡単に言えば、ストラテラは服用して1~2か月で効果が出るもの、コンサータは即効性があるが少々内容が過激なもの、というイメージです。

 

尚、余談ですがコンサータは重度のうつ病患者にも処方されるみたいです。

 


 

f:id:bidaikun:20180127141844j:plain

 

で、ここからが肝心なのですが、私は最初ストラテラを2ヵ月近く試したのですが悪い副作用ばかり出て(頭痛・吐き気)、良い効果の方はありませんでした。

 

そして次にコンサータを飲むことになり、一番少ない量の18mgを先週から飲み始めているのですが…

 

これはヤバい。

 

大袈裟かもしれませんが、これ作用としてはひろぽんとかの類にちょっと近いんじゃないかなと思います(実際に中枢神経に刺激作用もあるお薬です)

 

率直な感想としては、

 

グンとあがってグンと落ちる。

 

そんな感じです。

 

以下、細々とした服用記録です。

 

・初回時、飲んでから1時間ちょい程でいきなり効果が出る。最初は脳みそがびっくりしたのか、ひたすら混乱して困惑する感触がした。

 

・それが過ぎたら、やたらテンションあがって思わず奇声を発したくなった。コーヒーの飲みすぎでカフェインがむっちゃ効いた状態に似てる。

 

・テンションあがったからか神経質・感覚過敏も減退し、昔からの悩みだった朝特有の超ダウナーで憂鬱な気分が少し晴れた。

 

・しかし同時に頭痛と吐き気も出て、変に喉が渇き腹が減る感覚もしたが、いざ食事を取ろうとすると食欲減退してて思うように物が食べれない。

 

・服用2日目にして、猛烈な吐き気と気分の悪さに襲われる。通所中の訓練所から帰ってくるなりダウンして延々と毛布の中で悶え苦しむ。

 

・服用3日目には猛烈な吐き気は少し減退した。それより問題だったのは、午前中ウオォーとコンサータパワーで訓練所業務に集中したら、午後HPがマイナス100くらいになって死にかけた。

 

…という訳で、界王拳使ったみたいに一時的にはテンションあがんだけど、その後ドカッと疲れが来る感覚です。

 

あと猛烈に吐き気がした日はコーヒーとの飲み合わせが良くなかったからかも?今はノンカフェイン、ノーアルコールの日々を送ってます。また服用している内に徐々に体に馴染んできて、作用・副作用ともにやや落ち着いてきました。

 

f:id:bidaikun:20180127141915p:plain

 

あと重要な点として、これ飲むなら「できればメシはちゃんと食べた方が良いかも」という点があります。

 

前に猛烈に気分悪かった時も、意を決してうどん食べた時は逆にすっと気分が楽になりました。

吐いてしまったら元も子もないので絶対に正しいやり方とは言いませんが、固形物が難しい時はヨーグルトなりポカリなりでも良いから摂取した方が良いかもです。

 

まとめとして、コンサータは服用するにあたっては体調管理が一番重要なポイントになると思いました。

 

どんな薬にも言えることですが、まずは健全な生活と、正しい処方箋の用法を守りましょう。間違っても砕いて鼻から吸ったりなどしたらいけません(過去にそういうやつ見たことあるんで。そいつは後々地獄を見ました

 


 

f:id:bidaikun:20180127141948p:plain

 

今回の記事は以上になります。

あくまで一個人の感想ですが、何かのご参考になりましたら幸いです。

 

又より詳しいことは、下記の「マンガで分かる心療内科」にて解説してますので宜しければご覧になって下さい。漫画なので読みやすいよ◎

https://yuk2.net/man/227.html

 

後、有名ブロガー借金玉氏の服用記録なども大変参考になりますのでこちらも良ければ一読です。

 

syakkin-dama.hatenablog.com

 

最後になりますが、頭痛・吐き気以外のコンサータの副作用として「依存症&女だと生理不順・男だとEDになる可能性がある」と言う説もありますので、服用している方はくれぐれも気を付けましょう。おしまい

 

お読み頂きありがとうございました。

 

※ いよいよ持って美大についてのブログなのか発達障害のブログなのか分からなくなってきました。ジーザス

 

■ 『第13回 砧ネット美術展』出展のお知らせ

f:id:bidaikun:20180121132623j:plain

 

こんにちは、ヤナーリです。

 

突然ですが今回は展示のご案内になります。

 

清川泰次記念ギャラリーにて開催の『第13回 砧ネット美術展』に、昔の過去作ですが作品を一点出展することになりました。

 

以下、パンフより抜粋です。

 

砧地域精神保健福祉ネットワーク(略:砧ネット)とは、世田谷区砧地域にある精神保健福祉関連の施設が連携し、障害やこころの病のある方が安心して地域で生活出来るよう、そのサポートをしていくことを目的とした団体です。

 

「砧ネット美術展」は、今回で13回目の開催となります。

 

絵画や写真、工作などの作品を通して、当事者の方々の表現の場、交流の場として、また、地域の方々をはじめとする多くの方々に、精神保健福祉への理解を深めて頂く機会となれば、と思っています。

 

ご来場、お待ちしております。

 

〇期間:2018年 1/23(火)~1/28(日)まで

 

〇時間:午前10時~午後6時まで

 初日は午後から、最終日は午後4時頃まで公開

 (初日は準備のみ、翌日公開の場合もあります)

 

〇場所:世田谷区成城2-22-17

 成城学園前駅 南口より 徒歩5分

 

以上です、ギャラリー公式サイトのリンクも貼っておきます。

世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー

 

尚、恐れいりますが現在私が存廊する予定はございません…事業所での業務で一杯一杯になってますので😓

 

それではどうぞよろしくお願い致します。

 

■ 落ちてるタバコを拾って吸うのが止められなかった話

f:id:bidaikun:20180114153407p:plain

 

※ 今回、タイトルの通り汚いお話になります。食事中の方は観覧注意です。


こんにちは、ヤナーリです。

前回、今後は社会に出てからの話をすると言いましたが、その前に一つ私が大学生時代に落ちてるタバコを拾って吸う行為が止められなかった時の話をしたいと思います。

 

…は?

 

なんだそれ。

と思われることでしょう。

自分でもなんてことやってたんだろうと思います。

 

でも嘘ではありません。

自分は本当にそこらの道端に落ちてる、靴跡がべったりついたタバコを拾って吸う行為を止められなかった時期があったんです。

 

もちろん今はやってません、もうタバコ自体吸ってないし。若気の至りだったんでしょうね(…?

 

f:id:bidaikun:20180114145048p:plain

 

以前、浪人時代にノイローゼになって強迫神経症になった話をしたと思いますが、それの後遺症でしょうか。

 

別にヤニ中という訳ではなかったんです。吸っても大体一日4~6本とかそん位。

 

じゃあ尚更何故そんなことやってたか?と言うと…

これがうまく言葉で説明できない。

 

強いて言うなら、脳みそから命令が来るんです。

 

「あ、道端にタバコが落ちてる!これを拾って吸わないといけない!吸え吸え早く!!」と。

 

そして一度そんな命令が来ると、、、自分の意思では止められない。

 

例え体が拒否しても、ウズウズウズウズし出して…最終的には拾って吸ってしまう。

 

最悪なのが雨が降った後です。

 

雨が降った後のシケモクは、もう本当に排水溝だかドブ川の水を飲んでるとでも形容したい程ひっどい味がして…

もう電柱の影で吐いて涙目になってうずくまってたこともありました。

 

でもこんな思いをしてでも、止めることができないんです。なぜか

 


 

f:id:bidaikun:20180114144647j:plain

 

最初、そんな私の行為を見た同級生はびっくりしてました。

 

最初は単純に私がウケ狙いでやってるのかと思ったのか、「ちょっっお前何やってんだよw」という反応でした。

 

しかし私がいつまでも同じ行動を取るので終いには、

「ねぇ…それちょっと本当に汚いと思うよ。なんでそんなことすんの?マジで汚いって思わないの?一緒に歩いているこっちが恥ずかしいんだけど」なんて言われます。

 

分かってはいるんです。

分かってはいるんだけど、止められない。。。お分かり頂けるでしょうか、この感覚(分かる訳ねぇ

 

自分が発達障害を持っていることは再三ブログでも言ってますが、発達障害者というのは大体、二次障害として精神病等も併発しています。大体はうつ病が多いようですが、私はカルテの二次障害の項目に強迫性障害と書かれました。

 

しかしこの時は…自分がそんな状態でいることなどまるで分かっていませんでした。なんとなく、自分が普通ではないことは察してはいたんですが。

 


 

f:id:bidaikun:20180114144706j:plain

 

さてこんな精神的に問題のある人間が自覚症状もないまま大学を卒業し、社会に出てどんな目に合っていくかは次回から話していきたいと思います。

 

ちなみに今までの記事を見返した所、余り制作面の話をしてないことに気づきました。

 

もっと大学でこういう制作をしたとか、こういう会場で展示をしたとかの話をするべきかもしれませんが、いかせん地味な話になるのでそれは又今度ということにしたいと思います。笑

 

今回もお読み頂きありがとうございました。

 

■ 新年のご挨拶

f:id:bidaikun:20180101194406j:plain

 

こんにちは、ヤナーリです。

新年あけましておめでとうございます。

戌年ということなので昔飼ってたハナちゃん(♀)の写真を載せてみました。

 

さて気付けばこのブログも開設して半年程が経ちました。

 

今までのアクセス数はと言うと…正直大したことないです。笑

でもいつも見て頂いてるお客様には感謝の気持ちで一杯です。昨年は何度か応援やご感想のメールやDMなども頂き、本当にどうもありがとうございました。

 

今後の更新ですが、正直今年は更新頻度も少々停滞することかと思います。(今までも停滞しがちでしたが)

と言うのも、現在私が通ってる訓練所で本格的に企業実習や就職活動などが始まり忙しくなるだろうからです。なんとか合間を縫って、月一でもいいから更新していきたいなと思います。

 

とりあえず美大時代のことは結構話したので、今後は大学卒業後バイトなどしながら作家活動をして、その過程で色々あったこと等をメインに呟いていきたいと思います。

 

結構悲惨だったり笑えないことも多々ありましたが、余り暗いトーンにはせず、なんでも話のネタにしてしまう位の精神でこれからもやって行きたいです。

 

今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

■ T美のカートコバーンことK君の話

f:id:bidaikun:20171230211801p:plain

 

こんにちは、ヤナーリです。

 

今回は美大時代に、同学年のK君というビダイくんから「お前みたいな馬鹿に俺の作品の価値が分かる訳ない」と悪口言われた時の話をしたいと思います。

 

いるんだよ、この界隈には。
自称俺様系アーティストとでも言うか、端的に言えば「俺以外のやつは皆バカ」とでも言わんばかりの態度をとってくる自信過剰…と言うよりかは単純にイヤな性格をした人が、結構一杯。今回はそんな人の話です。

 

ちなみに何故"K"君かと言うと、彼が前に酔っぱらって「俺はT美のカートコバーンになる」とかエモいことゆうてたのでそこから由来しました。

実際、目が隠れるほど前髪を伸ばし、いつもニルバーナTシャツを着て携帯の着信音もスメルライクティーンスピリットなんかにするような人でした。なんて分かりやすいやつ

 


 

f:id:bidaikun:20171230212313j:plain

 

それはある日の学園祭の前のことでした。

 

学内の作業室にいたら唐突にK君より「今度の学園祭にインスタレーションの作品を出したいから(無償で)手伝って欲しい」と言われました。

 

何故にいきなりインスタレーション。。。?

正直自分の制作もあるしあんまやりたくない…とも思ったんですが、当時は甘々の学生だったこともあり、また人付き合いの仕方もよく分からなかったコミュ障の私は言われるがままにOKを出しました。

 

えっほえっほと二人で角材やベニヤ板を運び出し、展示会場となる教室で夜中まで作品設営をし、全身絵の具だの角材の粉だらけになってようやく完成!

…となった所でK君が聞いてきました。

 

「お前これ見てなんか感想あるか?」

 

え。。。感想??

 

正直、私はその謎オブジェを前にして非常にコメントに困りました。

図解はトップに載せましたが、それは一人暮らしの大学生が使う冷蔵庫ほどのサイズの箱に粘土だかなんかでボコボコのチョコバー状(色合いもそれっぽい)にして、中にピカピカ光るライトを入れてぼんやりと光る…みたいな感じのインスタ作品でした。

 

(なんて言えばいいんだろう…とゆうかぶっちゃけ個人的にはこれ見てもなんも思わないし言うことないよなあ。でもんなことゆったら悪いし、もっと気の利いたコメントをするべきだろうか…)

 

と困惑していたら、K君は突然フンと鼻で笑うような素振りを見せ、

 

「ま、お前みたいな馬鹿に俺の作品コンセプトや価値が分かる訳ないよなぁ」

 

と言い放ちました。

 

…?!

 

私は戸惑いました。

 

f:id:bidaikun:20171230212336j:plain

 

え。なんでこの人は唐突にこんなことをゆってくるんだ?

それもよりによって夜中まで作品制作の手伝いをしてくれた人に対して言う言葉なのだろうか。それともおれなんか悪いことしたのか?と。

 

…これは今後もブログで随時言及していきたいのですが、初めに言った通り美術界隈にはそう言った類の偉そう~な性格の歪んだ厚かましい人間がもう一杯います(私も人のこと言えるほど性格よくないけど)

 

その時K君が言うべきは、何よりもまず「ありがとう」という人として当然のお礼の言葉でしたし、私もその時遠慮なんかしてないでもっと怒るべきだったのだと今更ながらに思いました。

 


 

f:id:bidaikun:20171230212404j:plain

 

ちなみにK君はその後、うちの科の年末講評会でもその作品を出しました。

当然、教授陣からは総スカンくらって、

 

「与えた課題を無視してこんなの出されても困る」

 

とゆう至極全うなことを言われてボロクソにけなされ、K君はその後、机に突っ伏してベソをかいて泣いていました。

 

メンタルがくそ程もろい。

 

それからと言うものK君は段々学校には来なくなり…

たまにメタルスライム位の頻度で出現したと思ったら、もうギャーギャーと愚痴をのたまいます。

 

「ここの科は無学の馬鹿共の集まりだ!!」「頭が固くて新しいものを認めようともしない!!」「あのxx教授共が!!」等と駄々をこねたヒスを起こしてきます。

 

私はもうその内うんざりして聞きかね、
「そんなにここが嫌ならどっかよその科とか大学に行きゃいいじゃん」と言いました。するとK君はウッと口をつぐんで、

 

「いやでもせっかくT美に入ったんだし、いまさら受験するのもなんだからT美卒の学歴は欲しい…」

 

などと小声でボソボソ答えます。

 

\_○ノ ズコー

 

ちなみにK君も卒業後、一切の連絡が取れなくなってしまったパターンの人です。

 

曰く、遊戯王のカードゲームが作りたい」とか突如言い出してコ〇ミを目指して予備校に通い直したらしいのですが、途中で挫折しちゃったみたいで…それ以降は知りません。無事生きてたら連絡下さい。いややっぱいいや。おしまい

 

お読み頂きありがとうございました。

 

■ 中学時代、ネットゲーム廃人だった頃の話

f:id:bidaikun:20171210192342p:plain

 

こんにちは、ヤナーリです。

 

突然ですがこの前ネットを見ていたら、アスペルガーはネットゲーム中毒になりやすい」と言うある記事を見かけました(確か大学生の発達障害という本から抜粋したものだったと思います)

 

私はそれを見た途端、っとある封じられた記憶が脳裏をよぎりました。

 

そう、カルテも出され自他共にアスペルガーと認められた私も、過去相当なネットゲーム廃人だった時代がありました。

 

今回はその話をしたいと思います。

 


 

f:id:bidaikun:20171210192459j:plain

 

突然ですが、皆さんディアブロというゲームをご存知でしょうか。

 

知らん。て人もいれば、「あ~~知ってる!」と言う人も少なからずいるかと思います。

 

これは2000年前後に流行ったネットゲームで、パーティーを組んでダンジョンに潜り、延々と敵を倒してアイテムを収集するだけ…といった内容のものです。

一見単純だけど、シンプルながらに奥深いシステムとアクション性に優れた中毒性のあるゲームデザインで、次々に廃人を産み出したことでも有名なゲームでした。

 

私も中3から高1にかけてもうどっぷりと、底なし沼にドロドロ溺れるかのようにハマッておりました。

 

また当時はダイアルアップ接続(電話と同じで繋ぐ程お金がかかるシステム)でネットしていたので、夜11時から始まる「テレホーダイ」という接続料金が安くなる時間帯からが"本番"でした。

 

f:id:bidaikun:20171210192535j:plain

↑ このロビー画面で仲間を集ってダンジョンに潜るのだ。ナツカシス

 

私は毎夜毎夜、ディアブロの世界を通じて仲間達とダンジョンに潜ってはモンスター達と死闘を繰り広げ…

滅多に出ないレアアイテムが出ると、もう皆で猿のようにはしゃぎまくってuoooooooooooooとかgj!w…などとチャットで騒いでたら夜が明けていた、と言った具合の生活を送っていました。

 

学校は寝る場所。

稀に起きて授業を聞いてると、後ろから「授業中あいつが起きてるのってヤバくね?」みたいなことをヒソヒソ言う輩がいます。また日中いつも意識が朦朧としていて、虚ろな目をしながら千鳥足で廊下を歩き回ってました。

 

でも私は学校生活なんてどうなろうが気にしません。
なんたって、大好きなディアブロの世界に飛び込めば気の合う仲間が一杯いるのですから!

 

ぴ~~ぱぴぽぴぴぽぱ……ぴーぱーぴぽーぴーーしゅびィーんしゅびィーんービギィイィィグォォォォォオオオオォオオオズビョガアアアアアアアアアアアァ

 

こんなダイアルアップ接続音を聞く度に期待に胸を膨らませ(本当にこんな音がした)、徹夜してディアブる日々が続きました。

 

やりすぎの余りネット料金が月4万超えたあたりで、血相を変えた親が竹刀片手に自分の部屋に殴り込んできた時は死を覚悟しましたが、かろうじて死ぬことはなかったです。親不孝者ですみません。

 


 

f:id:bidaikun:20171210192739p:plain

 

しかしそんな楽しかったネトゲ廃人生活も、ある事件をきっかけに終わりを迎えることになります。

端的に言うと、

 

当時所属していたあるギルド(廃人同士で組む組織というかグループ)のオフ会に行く。

腕にサソリの入墨いれた3,40代位のおっさんが出てきて、「おいお前、ギルドの掲示板に俺の彼女にちょっかいかけるようなことカキコ(死語)しただろ」とメッチャいちゃもんつけられる。

オフ会後も主催者の元にサソリおっさんからの「あのガキの住所と電話番号教えろ」という脅迫が相次ぐ。

主催者ブチギレ。何故か自分だけが悪いことになり、ギルドから追放される。

 

…と言ったことがあり、すっかりネトゲの世界が怖くなってやめてしまったのです。

 

いま考えてみれば、あのとき痛い目に合ったのは廃人状態から抜け出す+ネットの怖さを思い知る良いきっかけとなり、逆に良かったかなとも思います。

 

しかしあんなに楽しくて、毎日生きがいのようにやっていたディアブロの世界が…綺麗さっぱりなくなってしまいました。後には虚しい虚無感しか残りません。

 

以前、自分が美大を目指すきっかけの記事など書きましたが、これには自分がネトゲを離れリアルライフの方で何か新しい生きがいを見つけようと模索したばかりに、何故か美大受験という型に落ち着いたのもあったかもしれません。

 

あれから十年以上もの月日が経ちますが…
「あの時のギルドのメンバー達は今頃何をやっていることだろう」とふと思う時があります。

サソリのお兄さんは例の彼女さんと素敵な家庭でも築いていることでしょうか。もしこのブログを万が一でも見てたらご一報ください。嘘。おしまい

 

お読み頂き、ありがとうございました。

 

ネトゲ廃人みんながアスペルガー持ちとゆってる訳ではないですよ。ただその傾向があるってだけで

 

■ 死骸愛好家N君の話

f:id:bidaikun:20171119204614p:plain

 

※ 注意 ※

今回ちょっと話の内容が汚いです。

食事中の方や「動物の死骸」という単語に苦手意識を感じる方はご注意お願いします。

 

こんにちは、ヤナーリです。

 

前回、色々と小難しい話をしましたが、とりあえずもう『話したいことを話す』というスタンスで今後はやっていきたいと思います。

 

なので美大時代のことを話していたと思ったら、唐突にまた今の心境をくどくど言い出したり、かと思ったら昔の幼少時代の話をしたりと、まぁまとまりのないブログになるかもしれませんが、、、ご了承くださいまし。

 

さて、今回は再び美大生時代の話に戻ります。

これは私がT美術大学にて2年生へと進学した時の話です。

 

当時、新しく入ってきた新入生にN君というビダイくんがいました。

 

なぜNかと言うと、見た目容姿が映画ナチュラルボーンキラーズの主役にそっくりだったからです(スキンヘッドに丸眼鏡。あと人の一人や二人xしてそうな雰囲気を醸し出していたから)

 

f:id:bidaikun:20171119204654j:plain

 

でこいつも又その見た目以上にえらいクセの強いやつで、普段は温厚で物静かな男の子だったのですが…

 

例えば彼がヘッドホンをつけて集中して絵を描いてる時、同級生の女の子が用あって話しかけたりでもするようなものなら、「ふっざけんじゃねぇっ!!」と突如つけているヘッドホンをその女の子にブン投げてブチ切れたりするような癇癪癖のあるやつでした。癇癪癖のあるやつ多すぎでしょこの大学…

 


 

f:id:bidaikun:20171119204718j:plain

 

そんな歩く爆弾魔みたいなN君でしたがある日、彼が唐突にビニール袋にイタチ(タヌキだったかも?ここらへん記憶あいまい)の死骸を入れて学校へとやって参りました。

 

…どうしたのそれ?


おっかなびっくりした同級生がN君に尋ねたとこ、「通学中、道路で死んでいた動物がいて可哀想だったから、袋に入れて持ってきたとのことでした。

 

…どこから何を突っ込めばいいのやら最早わかりませんが、また下手なことを言ってN君を逆上させるのもなんなので(当時の後輩のみなさんの心中お察しします…)、とりあえず皆彼のことは放っておくことにしたらしいです。

 

そしたらN君、その動物の死骸を入れた袋を作業室の自分の机の上に置き、そこに放置し出しました。

 

もちろん温かい季節だったことも手伝い、日にちが経つにつれて死臭の方も出てきます。

 

私はこれ人づてに聞いた話なのですが、もう最終的には後輩たちの作業室が地獄の底にあるカマドをひっくり返したとでも言わんばかりの強烈な死臭で充満していたとのことでした。

 

ある夜、助手さんが工房のドアを閉めにやってきた時、「うわっ臭ッ!!」と声を張り上げて絶叫しました。

 

N君の隣の席にいた女の子はもうパニック状態になり、ギャンギャンにヒステリーを起して大変だったみたいです。

 


 

f:id:bidaikun:20171119204742j:plain

 

結局、そのイタチだかタヌキは学校の裏山に埋めることになりました。


作業室に染み付いた動物の死臭はしばらく取れることがなかったと言います。

 

「可哀想だったらから」と言ったもの、何故N君がわざわざ動物の死骸を袋に入れて学校に持ってきたのか、何故こんなことになるまで教室内でそれを放置したのか、今となっては全てが謎のままです。

 

「おれも含めて美大ってほんとおかしなやつばっかだなあ。ってゆうかその実、ほんと一歩違ったらマジでちょっと危ねぇやつばっかかもしれねぇな…とつくづく思った瞬間でした。おしまい。

 

※ 余談ですが当時、私もやたら自販機の紙カップのコーヒーを飲む癖があって、「あ、これ貯めたら面白いかも」とナゼか思いったって、コーヒー色で染まったカップを机の上に貯めて置いてた時期がありました。


20個くらいカップを積み重ねた時点で、クラスの女の子に「きたねーよバカ!!」と怒られて泣く泣く捨てることになりました。これくしょんのつもりだったのにい